鍼灸は妊娠中のどの時期にも適した方法があるんですが、目的によって『効果的な時期』が変わってきます。
妊娠初期(〜15週)
この時期は つわり・不安感・倦怠感 など、心身のバランスが大きく変化します。
とても繊細な時期なので、刺激はごくやさしく、心を落ち着けるような施術を行います。
《効果は十分にあります》が、体調やリスクによって慎重に判断する必要があります。
妊娠中期(16週〜27週)
この時期は 安定期 に入り、むくみ・便秘・腰痛・肩こり・睡眠トラブル などが出やすくなります。
赤ちゃんも安定してくるため、鍼灸の効果が出やすく、施術にも幅が出せる時期です。
《非常に効果的な時期》です。
妊娠中期(16週〜27週)
この時期は 逆子の灸(28〜34週頃) や、安産に向けた体調管理(安産灸) が目的になります。
出産に向けて骨盤周囲の巡りを整えたり、自律神経を整えることで、心身の準備を整えていきます。
《適切な時期に行えばとても効果的》です。
逆に、予定日を過ぎてからの逆子灸は、赤ちゃんが大きくなっていて戻りにくくなるため、あまり効果的ではありません。
なので、逆子の灸は 28〜34週ごろ までが理想です。
まとめ
- 鍼灸は妊娠中いつでも活用できますが、目的に合った時期を選ぶことが大切です。
- 最も効果を発揮しやすいのは「安定期〜後期」にかけてです。
- 逆子や安産灸など、時期を逃すと効果が出にくくなる施術もあるので、早めのご相談がおすすめです🦔